2014年12月03日

取得しない方がいい資格試験

「資格手当てのため」「キャリアアップのため」という理由で資格を取得する人は多いと思う。しかし、実際「実務であまり役に立たない資格」「取得するのにやたらとお金(受講料や受験料が高い)や時間や労力が掛かる割りにあまりいい評価につながらなかった(コストパフォーマンスが悪かった)」という話はよく聞く話だ。ここでタイトルの通り「取得しない方がいい資格試験は何か」「取得してから役に立たなかったというトラブルをなくすためにどうしたらよいのか」ということについて書きたいと思う。


◎取得しない方がいい資格試験
取得しない方がいい資格試験は山ほどあるため、全てを書くことは出来ません。なので、代表的な「取得しない方がいい資格試験」について書かせてもらいます。
○USCPA
正式名称は米国公認会計士という名前です。数年前、日本国内でも受験することが出来るようになったため、資格試験の学校が新聞等に大量に広告を出すようになったと記憶があります(最近はあまり見かけなくなったが)。新聞等の広告には「国際会計基準に関する知識が身に付く」みたいな事が書かれていたように感じる。しかし、USCPAは「日本の公認会計士のように日本国内では監査業務を行うことが出来ない」「申告のみで日本の税理士資格がもらえるわけでない(日本の公認会計士試験合格者は申告のみで税理士資格がもらえることになっている)」なのですよ。この事を理解した上で取得するのであればよいのですが知らないで取得すると労力が無駄になりますよ。もしUSCPAを受験したいと言うのなら「税理士又は公認会計士の試験に合格してからステップアップの意味で取得する」のが適切だと思う。


○AFP、CFP
FP自体、実務においてどの程度役に立つのか分からない部分がある。まあ、日常生活でその知識が役に立つかなと思う資格である。AFPは認定研修だけで取得できる資格です(認定研修を行っている学校がお金を取って設けるためだけに行っている資格と思ってよい)。認定研修だけで取得できる資格が悪いとは言いません(医学部や薬学部を卒業したけど国家試験に合格できなかった人と同じだと言っているのです)。しかし実際のところCFPの受験資格を取得するため試験であってそれ以上の価値はありません(履歴書や名刺にAFPと書いている人はCFPやFP1級に合格する学力のなかった人ということですね)。CFPについては学科試験を合格しないと取得できない試験ですが、これもFP1級と実質的に変わりません。たまに「AFP、CFPはFP1級よりも上位の資格だ」と思っている人がいるようですがそれはありません。CFPに合格できる人は大抵FP1級にも合格できるはずです。だからCFP取得する労力をFP1級取得のために労力を使った方がよいのではないかと思う(FP1級には面接試験があるがCFPには面接試験がなくマークシート式の試験のみなので面接試験に自信がない人(マークシート式の試験であれば適当に丸をつけて合格できることもあるが面接試験では適当なことをしゃべって合格することが出来ないため)がCFPの試験を受験しているのかもしれない)。AFP、CFPをどうしても取得したいのであれば、「企業において実務をつむこと」「税理士や社会保険労務士、公認会計士等の他の資格試験にも合格すること」によって初めて価値のある資格であることを心の中においておいた方が良いと思う。


○中小企業診断士
中小企業診断士は日本国内で唯一の経営コンサルタントとしての国家資格らしい。この資格は「税理士・公認会計士・弁護士等の資格のように独占業務がない(この資格を持っていなければ仕事ができないと言うわけではない)」なのですよ。「経営コンサルタントだからと言って他人の商売に口出ししてくるくせに税理士や公認会計士のように記帳代行や税務申告等の業務が出来るわけでない(当然税金のアドバイスをしてくれる訳でもない)し、社会保険労務士のように労務管理のアドバイスをしてくれるわけでもないし、弁護士のように債権回収業務をしてくれる訳でもない」「その癖に国家資格を持っているからという理由だけでやたらと理屈っぽくてプライドが高い」という部分がある。それにFPの場合、日常生活でその知識を役立てることが出来るが、この試験の場合日常生活で役に立てることが難しい。どうしてもこの資格を取得したいのであれば「資格を取得する前に企業において実務をつむこと」「税理士や社会保険労務士、公認会計士等の他の資格試験に合格してからステップアップのつもりで取得する」のが適切だと思う。そうすれば「資格と実務」「資格と資格」の相乗効果があって価値があるものになると思う。ただ単に「他の資格よりも取得しやすそう」といったくだらない理由なら止めた方がよい。


○MOS(旧MOUS検定)
パソコン教室や資格試験の学校(学校にも拠るため一概に言えないが)が結構この資格の取得を勧めたりすることが多いようですね(今現在はどうか知りませんが)。しかし、この資格試験は全然役に立ちません。やたらと受験料が高い(1回の受験料が1万円以上するはず)。にもかかわらず就職や転職であまりいい評価はありません。試験対策の本を見ると内容が「あまり実務で使わないような機能」が少なからず書かれており、試験にも出題されているようです。また、アルバイトや派遣社員の人が「MOS(旧MOUS検定)を取得しています」というように履歴書に書いてあるケースがあるが、「このMOS(旧MOUS検定)って何?この資格を職場でどのように活かすことが出来るの?」と聞くと黙り込んでしまうケースが少なからずあります(実際MOS(旧MOUS検定)を持っている人が持っていない人よりも仕事が出来なかったというケースがある)。パソコン教室や資格試験の学校がこの試験を勧めたがるのは多分、試験の受験会場になっているため「試験の会場使用料が主催団体からもらえる」という理由でお勧めしている可能性がありますね。実際パソコンに関しては「資格を取得する」よりも「使い方になれる」方が大切だと思う。ワードエクセルに関しては「図書館から本を借りてきて読みながら使ってみる」「日常生活又は仕事において積極的に使ってみる」ことが一番だと思う。その他のソフトに関しても習いに行って勉強することも大切かもしれないがそれ以上に自分で使ってみることの方が大切だと思う。


◎取得してから役に立たなかったというトラブルをなくすためにどうしたらよいのか
@自分の勤めている会社において資格手当ての対象になっているか
就業規則上資格手当てが付くかどうか人事担当者に聞いてみた方が良い。「資格手当ての対象になるかならないか」と言う理由で受験する市内を決定するのはある意味情けないが元を取ると言う考え方からすればある意味やむを得ない部分があると思う。


A「資格試験の学校のお勧め資格」は「実務上のお勧め」とは限らない
「資格試験の学校のお勧め資格」はお金を取るだけのために言っているケースが多い。


B身近な人に聞いてみる(又は身の回りの人をよく観察してみる)
身近な人にその資格を取得した人がいるのなら、その人に直接聞いてみるか、その人の仕事の出来具合などについてよくよく観察してみた方が良い。資格を取得しているのに取得していない人より仕事が出来ないのであれば考え直してみる方がよいかもしれない。


C資格取得より実務
これは言わなくても分かるよね。パソコン関連については実際勉強することも大切だが使いこなして慣れていくことが大切な部分がある。その資格を取得しなければ業務に携わることが出来ない資格であれば資格を取得してから実務を積む事になるが、それ以外の資格の場合実際に実務をつむ事も考えたほうが良い。


D取得する目的は何かを明確にする
資格を取得する人には色々な人がいると思う。それはそれでよいと思う。ただ、「趣味のために取得する」のか「仕事のために取得する」のかははっきりした方が良い。「趣味のために取得する」のであればあくまでも自己満足的な要素があるから僕は何も言いません。しかし、仕事のために取得するのであれば、その知識が「本当に実務に役立つのか」「仕事の内容と関連性があるのか」等きっちりと考えて受験しなければ駄目ですよ。


E資格を取得をしてからその資格をどのように活かすのか考えること
「取得する目的は何かを明確にする」とほぼ同じことですね。


Fどうしてもその方面の勉強がしたい場合の対応について
どうしてもと言うのならそれはそれでいいのではないかと思います(それは人それぞれですから)。どうしても勉強したいと言うことは「興味があった」「仕事上何がしかの関連性がある」のかもしれませんね。



ラベル:資格 教育
posted by 副業探偵 at 11:34| 大阪 ☀| 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする